10年後も安心の会社は?ヤバいメーカー5つの特徴

  • たいして仕事のデキないオジサンが管理職
  • 業績に反映されているのかわからない「改善活動」
  • 十年前の「成功製品」がいまだにロビー展示

あなたの会社は当てはまりますか?

「うちの会社、ちょっとヤバいのかも…」

と思っても、なかなか確信までは持てない。なぜなら、ヤバさは見た目では判断できないからです。

業績は黒字
社屋はピカピカ
社員もそれなりに勤続してる

でも中身はボロボロ、という会社も珍しくありません。

そこで今回は、15年以上メーカー営業として色んな企業と接してきたぼく自身の体験や実際の倒産データ、製造業の構造をもとに、「これは危ない」と感じた”ヤバいメーカー”の共通点を5つにまとめました。

もし、あなたの今いる職場がこの特徴に1つでも当てはまったら・・・

残念ですが、それは偶然じゃなく「兆候」かもしれません。

さあ、いきましょう。

「ウチの会社、ほんとに大丈夫?」と、自分に問いかけながら読んでみてください。

メーカーへの転職を考えている人にも、参考になるハズです。

目次

【なんか変だなと感じたら】ヤバさの正体はここにある

「なんかおかしいな・・・」

その違和感、決して気のせいじゃないです。
そしてその違和感を放置すると、いつの間にか「異常が日常」になって、抜け出せなくなります。

ぼく自身、新卒で入ったメーカーで“ヤバさ”を感じる瞬間を何度も経験しました。

「あ、終わってるかも…」と肌で感じた瞬間

ぼくが入社したのは、地方にある中小の自動車部品メーカー。

自動車業界ってなんとなく、

「安定してる」
「潰れにくい」

ってイメージありますよね?
ぼくも完全にそれを信じて入社しました。でも、フタを開けたら・・・

こんな光景が日常茶飯事でした

  • タイムカード切ってからサービス残業する社員
  • 土日にコッソリ会社に来て仕事する先輩
  • 徹夜明けで仮眠してる技術職が、デスクで突っ伏して寝てる
  • 会議では社長や役員が怒鳴る、詰める、沈黙が支配する

ぼくの配属は営業だったんですが、主にやっていたのは伝票処理、納品、梱包、選別など。

もはや営業じゃなくて、なんでも屋。
しかも製品は「1個数円」レベルの激安単価。なのにお客様には「月10万個発注するから、もっと安くできない?」って言われる始末。こっちの利益なんてまるで見られてません。

そんな環境の中、ぼくは同期で一番早く昇進しました。入社したころ20人近くいた同期は、4人に減ってました。半分どころか、8割以上が辞めていったんです。

その会社では10年以上勤めましたが、結局ぼくも、とあるパワハラ事件をキッカケに辞めることになりました。

いま振り返れば、あの会社は安定の皮をかぶったヤバい構造だったと思います。

でも、あのときのぼくは

「まだ未熟だから仕方ない」
「意識が低いせいかも」

といった、変な自責思考にハマっていて、辞めようなんて発想は全くありませんでした。イヤ、ただ思考停止していただけかもしれませんが・・・。

「ヤバい実感」は自分だけじゃなかった

実際、調べてみてビックリしました。
ここ20年間、製造業の就業人口って、ピーク時から124万人も減っているんですね。

経済産業省「2025年版ものづくり白書」より作成

いったい、辞めた人たちはどこへ行ったんでしょうか・・・。

ちなみに2024年、製造業へ新たに入ってきた人は68万人に対し、辞めていった人は73万人だそうです。(引用:厚生労働省「雇用動向調査令和6年版」より)

まだまだ減っていきそうですね。
そう考えると、休日出勤、サービス残業、怒号の飛び交う会議、激安の製品単価といった、「ヤバいメーカー」は、実は日本のあちこちに蔓延しているんじゃないかと言えます。

倒産件数も調べてみました。
製造業における、直近の倒産件数は以下の通り。

年度件数
2022年712
2023年908
2024年1,145
出典:帝国データバンク「全国企業倒産集計」

ガンガン増えていってますね・・・。
さらに、2025年10月の倒産件数は「124件」(前年同月比18.0%増)で今年最多になったとのこと。実際に今年の3月ごろ、ぼくのお客様からこんな話を聞いていました。

「某金型メーカーの社長から、来月にも潰れそうと申し入れがあった。しかもまだ従業員には説明していないらしい。」

「エッ、そんなことあるの?」
って思うかもしれませんが、ホントにあった話です。

ある日突然、社長に呼び出されて、
明日からもう来なくていいよ」なんて言われたら、アタマ真っ白になっちゃいますよね・・・。

自分には関係ないと思いましたか?
でも今のご時世、わりとあり得る話です。

「うちは大手だから大丈夫」
「今辞めたらもったいない」
「自動車業界なら守ってもらえる」

そうやって自分に言い聞かせて、思考停止していく人が多いんです。実際、ぼく自身もそうでした。

なぜか?

現実を直視するのが、怖いから。
今の会社で頑張っている自分を正当化したいから。

たしかに、現状を否定するのってエネルギーが要りますよね。でも「なんかおかしい」に気づけたなら、あなたはその時点で一歩リードしてるといえます。

あらためて聞きます。
あなたの会社、ホントに大丈夫ですか?

ヤバいメーカー5つの特徴【あなたの会社は大丈夫?】

「ヤバい構造」というのは、まるで墨汁が紙に染みわたっていくように、ジワジワと侵食していきます。 自分の会社が無関係とは、もう言い切れない時代なんです。

利益が出にくい「薄利多売型」のビジネスモデル

「それ、月に何個でるの?」

新規受注のとき、そんなフレーズを聞いたら要注意。

とくに部品加工・下請けメーカーでは「薄利多売」が常態化しているところが多くあります。 1個数円〜数十円の製品を大量につくって、なんとか売上を立てている。

でもその常識、すでに崩壊しつつあります。

なぜか?
そもそも多売できる時代じゃなくなっているからです。

かつての「大量生産・大量消費」だった時代なら、安くて同じものをどんどん作れば売れました。メーカーにとっては「薄利」でも「数」が出れば成り立っていたワケです。

でも、いまは違いますよね。
新車は売れない。家電は買い替え周期が伸びてる。少子化で子ども向け製品の需要も減っているし、世の中のニーズは多様化しまくっている。

にもかかわらず、
いまだに「とにかくコスト削減!」「スケールメリットで勝負だ!」なんて言ってる会社は、もはや時代錯誤。 その戦い方、もう通用しません。さらに、取引先からの値下げ要求は容赦なく押し寄せてきます。「年率1%ダウン」なんてザラ。こんなん毎年やっていたら利益なんて吹っ飛びますよ。

こんなメーカーは特にヤバい

  • プレス部品メーカー
    型や設備の初期投資が重く、数が出ないと元が取れない
  • 樹脂成型・射出成型メーカー
    材料費・エネルギーコストの上昇に影響されやすく、価格転嫁がしにくい
  • メッキ・熱処理などの表面処理メーカー
    加工単価が低く、かつ設備負担・人件費が大きいため利益が出にくい
  • 電子基板実装メーカー
    半導体など部品供給の不安定さや価格変動に左右されやすく、納期トラブルも起きやすい
  • 電子部品・デバイス製造業
    ワイヤーハーネスや小型センサーなどの組立工程は完全な受注生産で段取り作業も多く、工数が割に合わない)

ぼくの前の会社がまさしくでした。
顧客からの支給された鋼材を加工するだけ。その加工費もテーブルでガチガチに固定されてるから、会社に落ちる利益なんてほんの数パーセント。そのクセ大量生産しているので、不具合が出れば一瞬で不採算。

こうした会社では、

「売上はあるのに利益が残らない」
「現場は忙しいのに給与は上がらない」
「値下げ要求に応え続けて疲弊」

といった悪循環に陥っていることが多いです。

さらに最近では、グローバル競争力を高めるために「水平分業」から「垂直統合」へのシフトが進んでいます。

ざっくり言えば、

「外注しまくる時代は終わって、自分たちで最初から最後まで面倒をみる時代」

になってきている、ということ。

設計から製造までをワンストップで対応できるメーカーが重宝される一方で、「プレス加工だけ」「メッキだけ」といった一工程特化型のメーカーは、今後淘汰されるか、大手の傘下に吸収されていく流れが加速していくでしょう。

つまり、いまのうちに戦い方を変えられないメーカーは生き残れない時代になりつつある、ということです。

イチロウ伍長

なんかもう、頑張っても頑張っても報われないループにハマってる気がしてきました…しかも、今って“数を売る”のも難しいんですよね…

GUNSOW

あぁ、いまや“多売”できないのに“薄利”だけはそのまま残ってる。しかも外注頼みの水平分業じゃ身動きも取れない。
生き残るには、戦い方そのものを変えなきゃいけない時代に入ってる…それに、気づけるかどうかだな。

「中国メーカーとの正面対決」で負け確定な会社

「ウチは品質で勝負してるから」
「中国製は信用できないから大丈夫」

まだ、そんなふうに思っているなら、かなり危ないです。

今や中国メーカーは、価格だけでなく品質・納期・開発スピードでも日本を凌駕しはじめています。

たとえば自動車業界でいうと、開発部門でさえ2直体制(昼夜稼働)で「設計→試作→検証を24時間体制で回す」のが当たり前。対する日系メーカーは、「会議→稟議→承認」を経てやっと動き出す……というスピード感。

差がついて当たり前ですよね。
そうしている間にも、中国メーカーは顧客や市場を取り込む動きを加速させています。

たとえば…

  • 自動車メーカー
    EV市場ではBYDやNio、XPengなどが価格・技術の両面で優位に立つ。2024年の売上高は、トヨタが前年同期比10.8%減、ホンダが21.5%減、日産は5.4%減と、深刻な落ち込み。
  • 家電メーカー
    中国メーカーが価格・開発スピード・現地対応力で優位に立ち、日系メーカーの象徴だったシャープでさえ鴻海(Foxconn)傘下に。パナソニックや東芝も市場シェアを奪われ、三菱電機やダイキンもHaierやMideaの追撃に苦しむ。
  • 電子部品メーカー
    YageoやSunny Opticalなどの中国勢が安価かつスピーディな量産体制を武器に台頭。BOEやCSOTがパネル市場を制圧し、BYDは垂直統合で内製化を進行中。村田製作所やTDKなど日本勢はニッチ分野に逃げ込むも、汎用市場では発注を奪われ苦境に。

こういった話はもはや他社の失敗談ではなく、あなたの働いている会社や業界にもジワジワ波及しつつあります。そんな中、それでも「中国との真っ向勝負」をやめようとしない会社は特にヤバい。

資金力、人的リソース、開発・生産スピード、そして失敗を恐れない体制。

あらゆる面で中国企業に後れを取っているなか、真正面からぶつかるのは無謀すぎる。

にもかかわらず、

「日本の品質には自信がある」
「取引先が守ってくれる」

といった幻想にすがり、変化の波から目を背けている・・・まさに負け戦を選びにいくようなモノ。

そして忘れてはならないのが、
中国メーカー自身も熾烈な競争と内部消耗の中にいます。過剰競争の果てに利益はゴッソリ削られ、設備投資や人材消耗が積み上がる構造的リスクも抱えています。

つまり、
中国企業と真っ向勝負をすれば、体力で劣る日本勢が先に潰れる共倒れの未来が待っているだけ。

ではどうするか?

日本メーカーが生き残る道は「勝てる土俵」を見極めること。設計〜生産〜納品までを垂直統合で対応できる体制、高品質が求められる領域、あるいは他社が簡単に真似できない専門領域など、替えの利かない価値で存在感を示すしかないんです。

そしてこれは企業だけの話ではない。
その企業で働くあなた自身も、同じ舟に乗っていることを忘れてはいけません。

「自分のスキルは時代に通用するのか?」
「自社が淘汰されたとき、自分には市場価値があるのか?」

会社が沈むとき、真っ先に冷たく切り捨てられるのは、変化に気づかず思考停止していた人たちです。

イチロウ伍長

うちの会社、まさに“昔の勝ち方”に固執してるかも……。

GUNSOW

戦う前に勝てる土俵かを見極めるのも、戦略だ。

売上が1社依存しているメーカー

「売上の7割が〇〇社」

もし、そんな前提で経営が成り立っているなら、危機感を持つべきです。

製造業では、売上の大部分を1社に依存しているケースが少なくありません。 とくに、Tier2やTier3といったサプライチェーン下層のメーカーは、Tier1やTier2からの1社発注で事業が成り立っているところが多い。

ココに大きな落とし穴があります。
ひとたびその「顧客の都合」で発注が止まったり、調達方針が見直されたりすれば、たちまち経営が傾いてしまうリスクがあるから。しかも一見、安定に見えるその関係が、じつは最大の不安定要素になっているとしたら・・・。

たとえば、こんな事例があります

  • プレス部品メーカー
    大手家電メーカーの生産拠点が海外移転し、取引が突然打ち切りに。売上の70%以上を依存していた結果、数カ月で資金ショート寸前に。
  • バレル研磨メーカー
    取引先の内製化により、受注が半減。価格競争力で中国・東南アジアメーカーに劣り、追加受注も得られず赤字転落へ。
  • 特殊精密加工メーカー
    ある大手企業に技術を認められ、大量受注、売り上げの大半を占めるように。しかし、工場見学などを通じて技術情報を握られたあと突然契約終了。他の安価サプライヤーに切り替えられる。

こうしたリスクは、たまたま起きるのではなく、構造的に起きる。つまり一社依存とは、アッという間に足元をすくわれかねない、複数の爆弾を抱えた経営構造です。

1社依存の3つのリスク

  • 取引停止・発注激減のリスク
    技術の陳腐化、不祥事、M&A、海外移転、内製化、人事変更といった変化点が、一夜にして取引を打ち切る引き金になります。
  • 価格交渉力の喪失
    為替、原材料高騰、業界再編。ひとたび風向きが変われば、どれだけ付き合いが長くても“遠慮なく値切られる”のが現実です。
  • 経営判断の自由を奪われる
    地政学リスク、パンデミック、災害、サイバー攻撃・・・サプライチェーンの混乱は、依存構造を一瞬で崩壊させます。

さらに怖いのは、「大手企業だから大丈夫」という思考停止の上に成り立っていること。

💥「長年の付き合いだから」と、営業活動や事業の多角化を怠り、
💥顧客の顔色ばかりうかがい、自社の価値を磨くことを忘れ、
💥気づけば、顧客の手のひらで飼い殺されている企業になっている。

しかも今は、どれだけ大きくて安定した企業でも、たった一つの判断や方針転換であっけなく態度を変えてくる時代です。

中国リスク
自然災害
感染症
株主からの圧力

などなど、様々な外的要因があります。

彼らが生き残るためなら、長年続いた関係性がバッサリ切り捨てられることなんて、十分ありえるんです。

自分の会社の売上構成、知ってますか?
その大半が、たった1社の「顔色次第」で変わるような状態なら、すでに綱渡りの経営かもしれません。

そしてそれは、あなた自身の働き方・キャリアにも直結しています。もしその顧客が離れた瞬間、自社が傾けば、真っ先に巻き込まれるのは現場の社員です。

「自分には関係ない」

そう思っていると、ある日突然、会社の屋台骨が崩れる瞬間に立ち会うことになるかもしれないですよ。

イチロウ伍長

俺の会社、まさに“その1社”が止まったら終わるかも……

GUNSOW

1社に頼りすぎるって、強みに見えて“最大の弱点”だったりするからな。

生き残ろうとする会社は、人から切っていく

「うちは黒字だから大丈夫」

そう思い込んでいる人こそ、もっとも危うい存在かもしれません。

2024年以降、黒字にもかかわらず希望退職やリストラを断行する大手企業が続出しています。

パナソニック
日産自動車
オムロン
リコー
資生堂
マツダ
富士通

誰もが知る大企業が、数百~数千人規模の人員削減に踏み切っています。

この動きの本質は、単なるコストカットではありません。

企業が本気で未来に備えようとする時、まず取りかかるのは「人の入れ替え」なんです。裏を返せば、変化のスピードに組織が追いつけなくなっており、 「このままでは数年後には沈む」と経営層が本気で危機感を抱いている証でもあります。

なぜ黒字なのにリストラするのか?

以下の3つの理由が考えられます。

その①
成熟・衰退する事業の“延命リスク”を断ち切るため

今は利益が出ていても、それが「一時的なもの」だと経営層はわかっています。 現状維持のために人を抱え続けることは、未来の投資を食いつぶす行為だからです。

その
DX・AIの浸透で「余剰人員」が可視化されたから

生成AIなどの普及により、これまで必要だった事務仕事が次々と自動化され、「人が不要」になってきています。

その
年功序列・硬直人事という「組織の老朽化」をリセットするため

定年間際のおっさんに高い給料を払い続けるなんて、グローバル市場で戦う上で致命的な重荷ですよね。 企業が新陳代謝していくには、スキルのズレ、流動性の欠如といった今の構造そのものを壊すしかないのです。

静かに選別が進んでいる

でも、本当にヤバいのは、こうしたニュースを「ウチには関係ない」とスルーしている側です。

なぜなら、こうした変化は気づかないうちに、静かにやってくるから。

表面上、社内では何も起きていなくても・・・

  • 中堅社員のキャリア停滞と大量離職
  • 現場の主力が定年間際の社員ばかり
  • 若手の成長が止まり、引き継ぎもできない
  • 設備も人も、アップデートが止まっている

こんな腐敗は、もう始まっているかもしれません。

そして今、多くの企業の中では「水面下での静かな選別」が始まっています。

大した成果も出せていない人
環境の変化に順応できない人
AIでも取り替えが効く人

つまり、真面目で頑張っているだけのフツーの人から順に、

「ちょっと話があるんだけど」

と、やんわりと出口に誘導されていくんです。

中小企業は、もっと容赦ない

大企業はまだマシです。
「希望退職」という形で、退職金上乗せやキャリア支援といった着地の準備ができるから。

でも中小企業には、そんな体力すらありません。

いきなりバッサリ切られるか、
何の予告もなく賞与カットや雇止め

それが現実です。

イチロウ伍長

大手で黒字だから安心って思ってる人が、いちばん無防備かもっスね…。

GUNSOW

むしろ中小のほうが、何も言わずに“ある日突然”が来るかもしれないぞ。

技術力はあるのに売れないメーカー

「良いモノを作れば、売れる」

その信念が、日本のモノづくりを世界の頂点に押し上げたことは確かです。 でも今、その成功体験が亡霊となって企業の成長を止めています。

いまだに「モノが主役」の思考から抜け出せない

高い技術力・高品質・高性能こそ正義。
そんな「モノ中心の思想」が、いまだ企業文化や意思決定の根底にこびりついている企業はとても多いです。

こんなシーンありませんか?

  • 製品開発のスタートが既存の技術ありき
  • 営業の意見を技術/開発部門が聞かない
  • 技術者の昇進が”特許数”や”新規技術開発”だけで決まる

などなど。

しかし今、顧客が求めているのは「モノそのもの」ではなく、 その製品がもたらす課題解決の体験や、継続的な価値提供(サービス)です。

スペックで勝負する時代は、もう終わってます。

どれだけ優れた技術でも、
顧客視点に立てなければ、「独りよがりのプロダクト」として市場から淘汰されます。

典型的な没落パターン

過去の事例を紹介しますね。

📺 最高のテレビを作って負けた

シャープやソニーは「最高画質」にこだわりすぎて、価格やネット接続といった消費者のリアルな価値基準を見失い、サムスンやLGなどの韓国勢に市場を奪われました。

🎧 音質のこだわりがエコシステムに負けた

「最高音質こそ正義」だったソニーのウォークマンに対し、Appleは「 iPod+iTunes 」という利便性と体験のセットで市場を支配。

📱 世界最強のガラケーは、世界に売れなかった

NEC・東芝・三菱電機といった日本の「ガラケー」は、高性能カメラ・防水・おサイフケータイなど日本独自のニーズに最適化された機能を詰め込みすぎました。その結果、グローバル市場で通用せず、iPhoneに駆逐されました。

世界一の技術=世界一売れる」とは限らないんです。

【モノ売りからコト売りへ】すべてのメーカーに迫る変革

中小メーカーに勤めているあなた。
今の話、自分には関係ないと思いましたか?

むしろ、BtoBの領域こそ、「製品×サービス×体験」を設計・提供する力が問われています。これは、Tier1やTier2の大手メーカーを相手にしている中小規模のメーカーほど、「製品にどんな価値を付加できるか」への関心が高まっていて、今後の生存条件となりつつあります。

たとえば…

  • 製品の価値向上
    単なる部品ではなく、製造履歴や金型・成形条件などの情報を付加した「データ付き部品」として納品。トレーサビリティを完璧に提供することで信頼性を高める。
  • サービスの付加
    納入後の部品の耐久性や寿命を予測するシミュレーションデータを提供する、設計段階から軽量化・コスト削減の提案を行うなど、単なる製造業者ではなく「技術的パートナー」として関与。
  • 体験の提供
    「金型設計から試作、量産までの圧倒的な短納期」や「品質問題の即応体制」によって、顧客に「安心して任せられる」という体験を届ける。

といったように、
図面通りに安く作る「モノ売り」から脱却し、コスト・品質・スピード・安心感といった価値を一体で提供する。

この「コト売り」への転換こそが、今後の生き残りのカギを握っています。

「良い製品=売れる」は、もはや幻想

あなたの会社はどうですか?

  • 製品スペックだけを誇っても、顧客の心は動かない。
  • 技術がどれだけ優れていても、市場との接点がなければ無力。
  • 「売り方」も「届け方」も変わっているのに、ついてこれていない企業が多すぎる。

かつての「強み」が、今では最大の弱点になっている。 そんな企業が、静かに衰退への道を歩んでいます。

イチロウ伍長

うちの上層部、“技術さえあればなんとかなる”ってまだ信じてスよね…。

GUNSOW

スペックだけで勝てるなら、誰も苦労しないな。

【まとめ】やばいメーカーの特徴を知った“その後”にすべきこと

ここまで読んだあなたは、もう気づいているはずです。

  • 「うちの会社、これ全部当てはまってないか…?」
  • 「でも、大企業だから大丈夫でしょ」
  • 「自分はまだそこまでヤバくないから…」

もしそんな「自分への言い訳」が頭をよぎっているとしたら?

その感覚こそが、いち早く捨てるべき「思考停止」です。

気づいた時点で、もうスタートラインに立っている

この記事の目的は、「ヤバいメーカーにいるあなたを脅すこと」ではありません。

気づかずに飲み込まれていく人たちに、“気づける視点”を持ってもらうこと。

つまり、
あなたがこの段階で「何かおかしい」と思えたなら、それはすでに立派なアドバンテージなんです。

次にするべきは、「情報収集と行動準備」

ヤバい会社に対して、すぐに転職しろとか、すぐに辞めろとは言いません。

でも、

  • 「自分の市場価値」
  • 「今の会社の立ち位置」
  • 「他にどんな選択肢があるか」

このあたりを一度でも真剣に調べたことがないなら、少しずつでも動き出すべきです。

情報を持っている人」だけが、いざという時に「選べる立場」になれるからです。

未来のあなたを守れるのは、今のあなたしかいない

今、社内では何も起きていないように見えても、
知らないうちに、「手遅れな会社」の構造に巻き込まれていくリスクはどこにでも潜んでいます。

「何か変だな」
「ここに居続けて大丈夫か?」

そう思ったあなたの違和感は、決して間違っていません。あとはその感覚を、行動に変えられるかどうかです。

「自分だけは大丈夫」
と思って、沈みゆく船に残り続けないでください。

メーカー転職を考えるなら、必ず使いたいエージェント2選

最後に、メーカー経験者が後悔しない転職を実現するために、ぜひ活用してほしい転職エージェントを紹介します。

リクルートエージェント

国内最大級の求人数を誇る総合型エージェント。製造業・エンジニア職にも強く、はじめての転職でも安心して利用できます。

タイズ(Ties)

メーカー特化の転職支援で定評のある老舗エージェント。大手メーカーに強く、中堅優良企業まで幅広くカバー。年収交渉力も高い。

参考記事 タイズの評判は悪い?メーカー専門転職エージェントのフル活用法

「まだ転職するつもりはないけど、自分の選択肢を知っておきたい」

そんな人にこそ、オススメです。
メーカー転職ってなかなか難しいですが、エージェントに相談すれば「どう進めたらいいかわからない」という悩みはまず解決できます。そのなかでも上記はそれぞれ「総合型&特化型」のエージェントなので、初心者でも無料で安心して利用できます。

あなたのキャリアは、あなたの行動でしか守れません。

気づいた今が、動き出すタイミングですよ。

今日も良い一日を!

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