「上司に詰められると、頭が真っ白になる」
「その後、やる気をなくす。何も手につかなくなる」
「翌朝、また怒られるかもとベッドから出られない…」
もしそんな日が続いているなら、今すぐにでも抜け出すべきです。
原因は、詰められることで脳が「戦うか逃げるか」モードになり、正常な判断ができなくなっているから。
しかも、この環境が続くとやる気の回復力自体が落ちていきます。
この記事では、やる気を削る「詰め」の正体と、その脱出法を徹底解説。
30代の会社員が「自分を守りながら働く方法」を身につけ、人生を立て直す道筋を示します。
僕も前職では、パワハラ役員による「詰め」に日々悩まされていましたが、大手ホワイト企業に転職したことで詰めのストレスから解放された日々を手に入れました👍
今、少しでも「現状を変えたい」と思ったなら、続きを読んでみてくださいね。
詰められるとやる気をなくす心理とその背景とは

「上司に詰められて、やる気が一気になくなった」
――そんな経験、ありませんか?
怒られたり、理不尽に責められたりすると、ただでさえ疲れている心がズタズタにされる。
これは単なる甘えではなく、心理的にも十分に説明がつく反応です。
ここでは「やる気喪失」の裏にあるメカニズムを分解しながら、あなたの苦しさに共感しつつ、冷静な視点を取り戻すヒントを紹介します。
怒られるとモチベーションが下がるのは「思考停止」状態になるから
ヒトは怒られると、脳が「戦うか逃げるかモード」になり、思考がフリーズします。
これは「扁桃体ハイジャック」と呼ばれる現象。
脳の中で感情を司る部分が過剰に反応し、理性を司る前頭前野の働きが一時的に弱まるんです。
つまり、怒られた瞬間から「どうすればいいか」が考えられなくなり、やる気も湧いてこない。
これは意志がどうとかの問題ではありません。
仕事の指摘 → 焦る → 思考停止 → 行動できない → また怒られる
このループにハマると、さらにモチベーションは下がり続けてしまうんです。
「やる気がない」のではなく、「やる気を出せる状態にない」だけ。
少しでもこのループから抜け出すためには、
席を外す
などして「一時離脱」するのが効果的ですよ👍

やば…怒られると本当に何も考えられなくなるっス。でもそれって俺だけじゃないんスね…!



そう、それは“反応”であって“性格”じゃない。責めるより、どう脱出するかを一緒に考えよう。
詰められて「萎縮」してしまう心理とは
ヒトは「支配されている」と感じた瞬間に、行動や発言の自由を失い、心が萎縮します。
特に、上下関係が明確な職場ではこの萎縮が起きやすい。
- 反論できない
- 間違いを恐れて発言しない
- 上司の顔色ばかり気にする
こうなると、自然と自己主張が減り、「何をしても怒られる気がする」状態に陥っていきます。
この状態が長く続くと「本来の自分らしさ」すら見失ってしまい、さらに厄介。
たとえ正論であっても、「また否定されるかも…」という恐怖が先に立ち、言いたいことも飲み込んでしまう。
これでは、やる気が出るはずもありませんね。
まずは「怒られた自分が悪い」のではなく、「怒る側の問題もある」と視点を変えること。
そして、自分が何に怯えているのか、紙に書き出してみるのも効果的ですよ👌



言いたいことが言えないっス…また否定されるのが怖くて…



大丈夫、まずは“怖い”と感じてる自分を否定しないこと。それが一歩目だ。
みんなの前で詰められるのが特にダメージが大きい理由


「他人の前で恥をかかされること」は、誰に取ってもストレスですよね。
これは「社会的評価の脅威」と呼ばれ、自尊心が大きく傷つく心理状態を指します。
日本は「空気を読む」「和を乱さない」文化が強いので、集団の中で叱責されること=「仲間外れにされる前兆」のように感じてしまう。
- 会議中に大声で詰められる
- 同僚の前で一方的に責められる
- 関係者にCCが付いたメールで吊るし上げられる
こんな状況が続くと、「自分には価値がない」とまで思い込むようになります。
これはもはや「見せしめやいじめ」に近い行為。
「個別で伝えるべきことを、なぜみんなの前でやるのか?」という疑問は、当然の感覚です。
大切なのは、「あれはおかしい対応だった」と冷静に切り分けること。
すべて自分が悪いわけじゃない。
それに気づけるだけでも、心のダメージは少しずつ回復していきますよ👍



そういや俺、いつも人前でやられるっス…そりゃキツイわけだ…



それは“恥をかかされた”のであって、“指導された”のとは違う。混同しなくていい。
正論で詰められるのがきついのはなぜか
「正しいこと」ほど人を深く傷つけます。
たとえ事実であっても、それを伝える「言い方やタイミング」を誤ると、受け手には「人格を否定された」と感じさせてしまう。特に上司や先輩のような立場から放たれる正論は、「反論できない圧」としてのしかかります。
- 「それって、やり方間違ってるよね?」
- 「普通はこう考えるでしょ?」
- 「何回言えばわかるの?」
どれも論理的には正しいかもしれません。 でも、感情的には「逃げ場を奪われる言葉」。
これが続くと、自分の判断や価値観すら信じられなくなり、やる気を根こそぎ持っていかれることもあります。
重要なのは、「正論=善」ではないという認識を持つこと。
自分が否定されたのではなく、「その言い方が攻撃的だっただけ」と切り分ける視点が必要です。



“普通はこうだろ”って言われると、自分が異常みたいに感じるっス…。



それは押しつけだ。君の価値観が間違ってるわけじゃない。
怒られるとミスが増えるのは科学的にも証明されている


「怒責が続くとパフォーマンスが下がる」というのは、複数の研究で裏付けられている事実。
たとえば、日本生産性本部の調査によると、約57%の人が「叱責によってやる気をなくした経験がある」と回答しています。
さらに、東京医科大学の研究では、怒責などのストレスによって脳の前頭前野の活動が低下し、注意力や判断力が落ちることが確認されています。
つまり、怒られれば怒られるほど、人は「ミスをしやすくなる脳の状態」になるということ。
実際にこんな流れが起きています
- 怒られる → 焦る → 視野が狭くなる → ミス
- ミスする → また怒られる → 自信喪失 → さらにミス
この悪循環、経験がある方も多いはず。
しかもこのミスは、「能力が低いから」ではなく、「怒られた結果」として起きているんです。
つまり、怒ることで成長させているつもりでも、実際は逆効果になっている可能性が高い。
企業や上司が気づくべきなのは、怒責による指導は「結果を出す手法」として、すでに時代遅れになっているということですね。



うわ…ミスが増えるの、俺のせいじゃなかったのかも…ちょっと救われたっス!



そのとおり。怒られてできなくなるのは“人間として正常”な反応なんだ。
「詰められるのは当たり前」な職場は本当に正しいのか


「詰められるのが当たり前」という職場の常識は、もはや時代遅れです。
昭和〜平成初期のように「厳しさ=教育」という文化が色濃かった時代には、怒って伸ばす指導が当たり前でした。
でも、令和の今は違います。
厚生労働省のハラスメントに関する調査でも、叱責を繰り返す職場環境は「職場のストレス源」として明確にリスク認定されています。
つまり、「詰められても我慢するべき」ではなく、そもそも詰められるような仕組みや文化自体がおかしいということ。
「詰められるのが当然」と思い込んでいる職場は、
- 時代に取り残されている
- マネジメントが機能していない
- 若手がすぐに辞めていく
という共通点が見られます。
「辞めたいと思うなんて根性がない」と言われるかもしれません。 でも、あなたの感覚は正常です。
むしろ、自分の心を守るために「この環境って本当に健全か?」と疑問を持てるのは、立派な自己防衛力なんです。



昔ながらの“厳しい指導”って、今もアリだと思ってたっス…でももう時代が違うんスね…



そう。“根性論”に頼る組織からは、先に人が壊れていく。見直す勇気が必要なんだ。
詰められるとやる気をなくす職場から自分を守る行動ステップ


ここからは、「やる気が出ない…」と感じているあなたが、自分をすり減らさずに働き続けるための具体策を紹介していきます。
ポイントは、「我慢する」のではなく「環境や反応を少し変える」こと。
すぐに辞める必要はありません。でも、今の自分を守るためにできることは、意外とたくさんあるんです。
「詰められるのが怖い」あなたが今すぐできるメンタル対策


「怒られるのが怖い」と感じる自分を否定しないことが、最初の一歩です。
よく「気にしすぎ」「気にする方が悪い」と言われがちですが、それはまったくの逆。
怒責に対して敏感な反応をするのは、人間の防衛本能として正常なことなんです。
ではどうすれば、少しでも気持ちを整えられるのか?
以下のような「即効性がある行動」をまず試してみてください👇
- 1分間、ゆっくり深呼吸する
副交感神経を優位に - メモ帳に「怖い」と思った出来事を言語化する
脳内の整理 - ランチを1人で外に出る
刺激の切り替え - 自分の味方になってくれる人とLINEする
共感の補給
これらの行動は、すぐに逃げることなく「感情のバッファ」を作ってくれます。
さらに中長期では、以下のような選択肢も有効です。
- メンタルケアの本を1冊読む
なぜ自分は傷つきやすいのか」「怒責にどう反応してしまうのか」を理解できる - オンラインカウンセリングを受ける
匿名で利用でき、仕事終わりでも自宅から相談できる手軽さがある - 同じ悩みを持つ人の体験談を読む
「自分だけじゃなかった」と思えることで安心し、冷静に状況を俯瞰できる
どれも「逃げ」ではなく、「立ち止まるための手段」です。



やっぱり、怒られるのが怖いって思う時点で弱いんスかね…



いや、怖さに気づけるのは強さだよ。無理せず守る。それが一番大事だ。
詰められると「言葉が出ない」…そんな時の対処法


「言葉が出ない」のは頭が真っ白になる防御反応。
責められていると脳が判断すると、会話の処理を一時停止してしまうんです。
これは「フリーズ反応」と呼ばれ、動物が危機を感じたときにじっと固まるのと同じ本能的な反応です。
「黙っている=認めている」と誤解されることもありますが、実際は脳がうまく言語を組み立てられなくなっているだけ。
では、どうすればこの状態から抜け出せるのか?
以下のステップを覚えておくと、次からの沈黙が怖くなくなりますよ👍
- 深呼吸して3秒待つ
沈黙の主導権を自分に戻す - 「少し考えさせてください」とワンクッション置く
即答プレッシャーを回避 - 「確認してからご返答します」と切り返す
その場で無理に返そうとしない
このように「言葉を返す前の言葉」を用意しておくことで、焦りが減ります。
さらに、事前に以下をメモ帳に書いておくのもオススメ。
- 怒られた時に言いたい一言
例:「まず内容を確認させてください」 - 自分が詰まりやすい場面の傾向
例:数字を聞かれた時に固まる等
「準備している」という安心感が、いざという時の心の支えになりますよ。



ホントっス…何も出てこなくて『なんか言えよ!』って余計に怒られて…ツラかったっス…。



責められるべきは「黙ったこと」じゃない。話せないほど追い詰められてた、その状況なんだよ。
終わらない仕事を「詰められる理由」にさせない工夫
「仕事が終わらない=怒られる理由になる」構造から、自分を切り離すことがカギです。
本当に大事なのは、「仕事が終わらない理由は何か?」を自分のせいにしない視点を持つこと。
たとえば以下のような状況、心当たりありませんか?
- 業務量が明らかにキャパを超えている
- 毎日会議ばかりで実働時間が少ない
- 他部署からの依頼が急に飛び込んでくる
これらは「構造的に終わらない」仕事です。
にもかかわらず、「なぜ終わらせられないんだ?」と詰められると、 「自分がダメなのかも」と思い込んでしまう。
そんな時は、次のような対策で「見える化」するのが有効です👇
終わらない仕事で詰められない対策
- タスクを紙やツールで可視化
「こんなに抱えている」という事実を見せることで、上司の認識ギャップを埋められる - 締切や優先度のリストを上司と共有
どれを優先すべきかの判断を上司とすり合わせ、自分だけで背負わないようにする - 「今日できること/できないこと」を自分で分けておく
無理な詰めに備えて“できない理由”を明確にし、感情ではなく事実で説明できるようにしておく
さらに、以下の一言を使うだけで「詰めの圧」を緩和できます👍
ダメ押しの一言
- 「このタスクと並行なので、お時間をいただきます」
自分の現在の業務状況を伝え、無理な圧力を回避する - 「○日までに調整可能か、確認してから回答させてください」
即答せずに冷静な判断時間を確保し、ミスや誤解を防ぐ - 「現状のタスク状況を整理してから、進め方を再度ご相談させてください」
状況共有と主導権の取り戻しを同時に行う
「やっていない」のではなく、「やれない理由がある」ことをきちんと伝える。
これができれば、責められるべきポイントを外して自分を守れるようになります。



タスクが多すぎて終わらないのに、『なんで終わってないんだ!』って…理不尽すぎるっス…



終わらない理由が君のせいとは限らない。状況を見せて説明する力が、盾になるんだよ。
詰められ続けて「辞めたい」と思ったら考えるべきこと


「もう無理…辞めたい…」と思ったこと、ありませんか?
それ、全然おかしくないですよ。
人は「自分を否定され続ける環境」に長くいると、心のエネルギーがどんどん削られていきます。
気づいたら「やる気」どころか、「自分の価値」すら感じられなくなる。
ここで大事なのは、「辞めるか辞めないかの二択にしない」こと。
まずは、以下の3つの視点で「逃げ道=選択肢」を増やしましょう。
- 一旦、心と体を休ませる
有給、休職、短期離脱でもOK) - 第三者に話す
家族、友人、カウンセラー、外部相談窓口など) - 転職市場をのぞいてみる
今すぐ応募しなくても、「いつでも逃げられる」感覚が安心につながる
特に③は、客観的な自分の価値を知ることにもつながります。
「今の職場じゃ通じない考え方なんかが、他では高く評価される」なんてことはザラにあるんです。
また、転職を視野に入れることが裏切りや逃げだと思う必要はありませんよ。
自分を守れるのは、自分しかいませんから。
どうするか本気で迷うなら、以下の記事も参考にしてみてください。
参考記事 【30代必見】転職すべき?残るべき?後悔しない5つの判断基準



もう辞めるしかないって毎晩考えてしまって…正直、疲れたっス…。



それは逃げじゃない。限界のサインだよ。休んでいいし、話していい、動いてもいいんだ。
これはもうパワハラ?線引きと対応の考え方


「詰め」と「パワハラ」の違いは受け手のダメージにあります。
厚生労働省のガイドラインでは、パワハラの定義を以下の3つで明確に示しています。
- 優越的な関係を背景とした
- 業務上必要かつ相当な範囲を超えた言動により
- 労働者の就業環境を害すること
つまり、「業務指導っぽく見えても、相手が委縮し、働けなくなるような影響がある」ならアウト。
たとえば、次のような言動はパワハラの可能性が非常に高いです。
- 「こんなこともできないのか」と人格を否定する
- 皆の前で怒鳴る、無視する、異常にプレッシャーをかける
- できない理由を聞かず、「やる気がない」と決めつける
こういった詰め方が常習的に続いているなら、我慢せず相談のフェーズに移るべき。
まずは、あなたの会社に「社内のハラスメント相談窓口」や「人事部門への相談ライン」が設けられていないかを確認しましょう。最近では、多くの企業が内部通報制度や社内カウンセラーを導入していますよ。
「社内での相談は不安…」
という場合には、以下のような公的機関に、匿名・無料で相談することもできます。
- あかるい職場応援団(厚労省)
- 総合労働相談コーナー(全国300か所以上)
- 法テラス
「詰め」と「指導」は紙一重。怖さや苦しさを感じたら、それは“境界線”を超えているサインです。



毎日怒鳴られてて、「これは普通」なのか分からなくなってきたっス…。



「普通」を疑っていい。判断に迷ったら一度、外の人に聞いてみよう。
「詰められたトラウマ」から回復するためのステップ
「詰められた経験」は小さなトラウマとなって、あなたの自信や行動力を長く縛りつける可能性があります。
特に、繰り返し怒鳴られたり、否定されたりした経験は、心の奥に「またあんな目にあうかも」という予期不安を残します。
この「詰められトラウマ」から回復するには、段階的なステップが必要です。
- まず距離を置く
- 安心できる人と話す
- 回復を急がない
- 新しい安心体験を積み重ねる
以下、順番に解説していきます。
① まず距離を置く
「詰めの影響」で心身に限界を感じているなら、まずは「逃げてもいい」と自分に許可を出すことが大切。
- 物理的・心理的にその相手や環境から一度離れる
- 有給・休職・在宅勤務など、「逃げられる選択肢」を取る
② 安心できる人と話す
孤独の中では、どんどん自分を責めてしまいます。
だからこそ、「わかってくれる誰か」とつながることが回復の第一歩になります。
家族・友人・信頼できる同僚など、「否定せず話を聞いてくれる相手」に言葉を吐き出す
③ 回復を急がない
「すぐ元に戻さなきゃ」と思うほど、かえってプレッシャーになってしまうものです。回復に「締切」はありません。
- 「早く元に戻らなきゃ」と焦るほど、自分をまた責めてしまう
- 不安や緊張が取れない日は、無理せず“心の省エネ運転”を心がける
④ 新しい安心体験を積み重ねる
心の傷を癒すには、「安心と成功の上書き」が必要。
過去の痛みを打ち消すような体験が、少しずつ回復を促します。
- 「否定されない」「受け入れられる」「挑戦しても怒られない」などの経験が、心の傷を少しずつ上書きしてくれる
- たとえば、趣味・副業・ボランティアなど、“承認される場所”を職場の外につくってみるのも有効



たまに思い出して、また詰められる夢を見るっス…。勝手に手が震えたりして…。



それは弱さじゃない。心が守ろうとしてる反応なんだ。ゆっくり取り戻していこう。
詰められても言い返せるようになるには?3つの準備


「言い返したいのに、言葉が出てこない…」
それって、能力の問題じゃなく「準備ができていない」だけですよ。
怒鳴られたり詰められたりすると、人は「戦うか逃げるかのモード」に入り、思考が停止します。
でも、あらかじめ備えがあれば、冷静に言い返せるようになるんです👍
ここでは、詰められたときに言い返せる自分になるための3つの準備を紹介します。
- 自分の価値観と許容ラインを決めておく
- 使えるフレーズをあらかじめ用意しておく
- 一度練習しておく
以下、1つずつ深掘っていきますね。
① 自分の価値観と許容ラインを決めておく
ここから先は受け入れられないという線を、自分で引いておくことが第一歩です。
- どこまでが指導で、どこからが「自分にとっての詰め」なのか?
- 「これは受け入れられない」と明確に決めておくことで、反論の判断軸ができる
例:「人格否定されたらNG」「事実無視されたら口を挟む」など
② 使えるフレーズをあらかじめ用意しておく
言葉が出てこないのは、事前に準備していないだけ。
- 言い返す=言い負かす、ではありません
- 「冷静に、自分の立場を伝える」だけでも充分な反論になります
おすすめフレーズ
- 「すみません、その点は別の事情がありますので説明させてください」
- 「少し冷静に整理したいので、いったん持ち帰らせてください」
- 「それは個人の問題ではなく、チーム全体の構造にも関係していると思います」
使える言葉を持っていれば、いざというとき口が動きますよ👍
③ 一度練習しておく
ヒトは慣れていることしか、咄嗟にできません。
- 本番でうまくやろうとしても、緊張して固まるのがオチです
- 安心できる人と“ロールプレイ”しておくだけで、全然違います
例:「上司役をやってもらって言い返してみる」「想定問答をスマホに録音して練習する」など
一度声に出しておくだけでも、実際の場面で驚くほど落ち着いて動けますよ👍



言い返したいのに、言葉が出ないとき…めっちゃ悔しいっスよね…。



それは弱さじゃない。咄嗟に反応する訓練をしていないだけだ。練習すれば、必ず変われるよ。
【Q&A】よくある質問


- 怒られるのが怖くて出社したくない。どうすれば?
-
それは甘えではありません。あなたの心が「限界信号」を出している可能性があります。
怒られることが怖くなって、朝の支度ができない、通勤がしんどい――そんな状態になったときは、まず以下のステップを意識してください。
- まずは体調優先。有給や診断書での休職も選択肢に。
- 心療内科やカウンセリングで「今の自分の状態」を確認する。
- 「今日1日だけ行ければOK」と、ハードルを極限まで下げる。
何よりも、体と心のサインを無視しないことが大切。
- 正論で詰められたとき、反論してもいい?
-
正論だからといって、何を言ってもいいわけではありません。
反論=口答えではなく、「状況や背景を冷静に伝える」ことだと考えましょう。
- 「その通りですが、別の要因もありますので説明させてください」
- 「感情的になってしまいそうなので、少し時間をもらえますか?」
- 「それは事実として受け止めますが、改善の提案もしたいです」
冷静さと誠実さを武器にすれば、「詰めの空気を変えること」は可能ですよ。
- 上司に怒られてばかり…転職しても同じことが起きない?
-
「また同じことになったらどうしよう…」という不安、よくわかります。
ですが、職場環境は千差万別。あなたが「怒られ続ける人間」なのではなく、今の職場の構造や文化が、あなたと合っていないだけかもしれません。
- 転職市場を軽くのぞいて、自分の市場価値を確認してみる
- 社風・口コミを確認して「詰め文化の有無」を事前に把握する
- 転職エージェントに相談して、自分に合う環境を選ぶ判断軸をもらう
環境を変えることは、「逃げではなく戦略」ですよ。
- 「やる気が出ない」のはココロの甘え?
-
答えはNO。やる気が出ないのは、「エネルギー切れ」です。
特に、理不尽に怒られたり、努力を無視され続けたりすると、心は自然と「やる気を失う」ようにできています。
- 心理的安全性が低いと、脳が「回避行動」を取る
- 自己肯定感が下がると、「やる意味」が見えなくなる
- 無意識に“防御”のために、やる気をオフにしてしまう
やる気は気合いで出すものではなく、「湧いてくる土壌を整える」ことで自然と戻ってきます。
- 詰められてばかりいるのは私に原因があるから?
-
そう感じてしまうのは、「自分を守る理由」がわからないから。
たしかに、改善すべき点は誰にでもあります。
でも、詰められる対象になりやすい人がいる一方で、詰めてくる側の問題もあるのが現実です。- あなたが黙って耐えることで、詰められる構図が固定されてしまう
- 受け身でいると「言いやすい人」になってしまう
- 一方的に詰める人は、コントロール欲やストレスのはけ口を他人に求めている可能性も
必要以上に自分を責めるのではなく、「この構図はおかしい」と気づく視点が、あなたを守る第一歩になりますよ。
【まとめ】詰められるとやる気をなくすような環境からはすぐ脱出を


「もう頑張れない」「何もしたくない」
そう感じたなら、心と体が「そろそろ立ち止まってくれ」と訴えているサインかも。
手遅れになる前に一度立ち止まって、この言葉を思い出してみてください。
「八風吹不動(はっぷうふけどもどうぜず)」
どれだけ外から風が吹いても、自分の内側までは揺るがさない。
世の中の評価や騒がしさに振り回されず、自分の芯を保つことの大切さを教えてくれる禅の言葉です。
怒られて、詰められて、自分を否定された気になる。
でも、それは「脳の仕組みや環境のせい」であって、あなたのせいじゃないです。安心してください。
少し立ち止まって冷静になれたら、次は行動です。
詰められる環境からは即、脱出しましょう。異動、休職、転職…選択肢はいろいろありますが、個人的なオススメは、「水面下で転職活動を進める」こと。
- 転職サイトや転職エージェントに登録
- 気になる企業の口コミをみてみる
- 実際に求人を探す
これらはすべて、スキマ時間の10分あれば余裕でできますよ👍
自分でもできそうだな、と思えたらまずは
どちらも業界最大級の転職サイト&エージェントなので選択肢は豊富。しかも登録すれば無料で診断系のサービスや専門のコンサルタントに相談できます。
ただ、転職エージェントは担当者によってピンキリなので頼り切るのはキケン。
そこでクチコミサイトの情報も入手して、「自分のモノサシ」を持っておくべきです。
業界最大手の
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特に、「どんなヒトがいるか」というのはクチコミサイトからしか得られないリアルな情報です。クチコミを制する者は転職を制するといっても過言ではない、と個人的には思ってます。
まずは一歩だけ、動いてみましょう。



これ…本当に俺でもできる気がしてきたっス。小さな一歩って、侮れないんスね…!



ああ、最初はできることからでいい。自分を守る行動は、逃げじゃなくて進むための選択だよ。
今日も良い一日を!